True Azure






「あ、ありがとうございまぁぁぁす!!」

「あははっ面白い子だね(ニコッ」



そんな感じで出会ったあたしたち。



あたしはこのとき、
ちょっとだけ…希望を持てた。



蒼空が一緒なら、
なんでも乗り越えられる気がしたんだ。



だから、蒼空の言うことは聞こうって思った。



もちろん病気関係でね?



院長に余命宣告をされたとき…
正直死んでもいいって思った。



特に楽しいこともなかったし、
やりたいことがあるわけでもなかったから。



ただ、後悔はしたくなかっただけ。



でも今は…
昨日よりちょっと、










生きたいって思ったよ―…












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