あなたと

ーちょうど四年前。

夏の暑い日、わたしの四つ上の彩希(あやの)お姉ちゃんが交通事故で亡くなった。

お姉ちゃんは頭が良くて、県内一優秀な高校に入学していつもトップの成績を取っていた。

その年は受験生で大学は東京の優秀で有名な大学を目指していた。

それに比べて私はー…。

何をやっても中途半端で中学校でも特に良い成績を取っているわけでもなく、

ただ毎日の学校生活を楽しく過ごしているだけだった。

でもそんな私でも三歳からずっと続けてきたバレエだけは唯一の自慢だった。
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