モカブラウンの鍵【完結】
会議室に入ると、佐伯さんはお弁当を広げていた。

色とりどりのお弁当は見ただけでも美味しいんだろうということは、すぐ想像がつく。

それにもう何回も手作り弁当を食べているし。


「美味そう」

「本当? 食べよう」

「はい、いただきます」


上手な佐伯さんのお弁当はやっぱり美味い。

ちゃんと時間が経っても美味しように味を少し濃い目に作ってある。

それに汁もれが起こらないように、汁気の多いおかずの横には水分を吸い取るようなおかずが詰めてあった。



佐伯さんの手作り弁当を食べるようになったのは、元彼とのことでお世話になりましたという理由で、お弁当を作ってきたくれたのがきかっけだった。


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