モカブラウンの鍵【完結】
そして俺は頬を選んだ。

多分、奈央美への最初の気持ちは親愛だったと思う。

愛だの恋だのとは、まだ言い切れない想い。あれはきっと親愛だ。


だから、2人の門出にもう一度スタートラインに立とう。

そして、式が終わったら、今度は唇にキスをしよう。

俺のありったけの愛を込めて。


2人だけの誓いのキスをしよう。


~END~
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