ゴール下の彼女


どうしてこうなったんだっけ。

今の季節は冬、夕方は冷え込む。

だから、さむいんだっけ…。

仰向けで空を見てる。

笑い声を聞いてる。

瞼重くなってきた…。

あぁ、駄目だな。

昔から、だけど。

どこでもすぐに寝ちゃう癖…直さないと。

「の・・・る、・・・―――や、る・・・」

ボソッと呟いた言葉は、空に吸い込まれた。

そして意識を手放した。


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