クールな彼と恋愛中
「断られそうだけど...、ま、行って来いよ」
おいおい、魁人くん。
親友にその言葉は、酷くないですか?
これでも、傷ついてるんだぞー...。
...ほんのちょっとね。
「ほらほら、早く行って来なさい!」
「いーやーだー!」
私の反抗も虚しく、教室を追い出されてしまった。
酷いよ...、酷いよ2人とも!
まぁ、行くしかないかぁ......。
私は、川野くんのクラスに向かって歩き出した。
デート、かぁ......。
川野くん、行ってくれるかなぁ......。
そんな事を考えているうちに、川野くんのクラスに着いた。
川野くんはー...、あ、いた。
窓側の席で、机に顔を伏せている川野くん。
窓から入ってくる風で、サラサラの黒髪が揺れている。
かっこいいです!かっこよすぎます川野くん!