クールな彼と恋愛中
そんな事を考えていると、携帯が宙に浮いた。
え...、携帯が飛んだ!?
ビックリして見上げると、金髪の男の人達数人がいた。
よく見ると、私の携帯を持っている。
「ほら、やっぱり可愛いじゃん!」
「ほんとだ。お前すげーな!」
金髪の男の人達は、ケラケラ笑いながら、そんな事を話している。
...可愛い?私が?
そりゃあ、いつもよりかはオシャレしてみたけど......。
今日の格好は、白のシフォンブラウスに、淡いピンクのキュロット。
キュロットのウエストのところには、リボンがついている。
髪もゆるーく巻いてみた。
でも、私より可愛い人たち、たくさんいるのに。
変な趣味してる人達だ...。
「俺達と遊ばなーい?」
「む、無理です!彼氏待ってますから......」
えへ、『彼氏』かぁ......。
まだ言い慣れてないから、ちょっと恥ずかしい...。