クールな彼と恋愛中
「美園ちゃん、いい?」
お風呂場のドアが閉まると同時に、奈々さんが振り返った。
な、なんか...、怖いです。奈々さん。
「お風呂から上がったら、この洋服着てね!絶対!」
「は、はいっ......」
「それなら良かった♪あ、終わったら呼んでね~」
私が返事をすると、奈々さんはニコッと笑って、お風呂場から出て行った。
奈々さんの気迫に負けてしまった...。
この洋服って......?
普通の洋服だよね。
見る限り、普通のトレーナーとショートパンツだ。
ていうか、これ、誰の......?
まぁ、いいや。
たぶん、奈々さんのだよね。
そう思い、私はお風呂場に入った。