クールな彼と恋愛中
さすがに、このままじゃヤバいから......、起こすか。
「...おい、長島」
俺はそう言いながら、長島の体を軽く叩いた。
「んー......」
でも、長島はそう言ってまた眠ってしまう。
そんな事を何度も繰り返した。
起きねぇし。
どうしようか......。
......そうだ。
「...美園、起きろ」
「......ほえあっ!?」
俺が長島の耳元で呟くと、長島が飛び起きた。
何だよ今の...、名前呼んだだけで起きたし。
狸寝入り...、じゃなかったよな。
絶対寝てたし。
「え、今、かわのく......、名前、えぇ!?」
「ふはっ.....、焦りすぎ」
名前呼んだくらいで、そんなに焦るなよ。