クールな彼と恋愛中
「っ...川野くんの意地悪っ.........」
お前の前限定だけど?
...なんて事は、絶対言わない。
「これからも名前で呼んでやろうか?」
俺がそう聞くと、ゆっくり頷いた美園。
恥ずかしいのか、目を潤ませている。
......その顔は、やめてほしい。
「襲いたいんだけど」
こうなるから。
「ほぇっ......、や、そのっ.........」
俺は、真っ赤な顔で焦っている美園の唇を、つー...となぞった。
すると、美園の体がピクンッと反応する。
やべぇ...、可愛いんだけど。
「...俺に何されたい?」
「へっ.........」
寝起きだからか、美園の目はトローンとしている。
本人は違うんだろうけど...、俺には誘っているようにしか見えない。