クールな彼と恋愛中
「どれにしよう......」
アイスが並んだガラスの中を見つめている私。
周りから見たら変人だよね......。
だって、決められないんだもん!
チョコレートもいいし、ストロベリーもいい......。
どうしようかな......。
「じゃあ...、チョコレートアイスください!」
迷った結果、チョコレートアイスにする事にした。
店員さんからアイスを受け取り、お金を渡す。
「よし、出るか」
私がお釣りを貰うと、川野くんがすぐに自動ドアの外に出た。
は、早っ......!
私も着いていかなきゃ......!
「待ってくださーい!」
小走りで川野くんを追いかける。
あ、あれ......?
川野くんを見て、ある事に気付く。
「川野くんは、アイス食べないんですか?」
川野くん、アイス持ってない...!