クールな彼と恋愛中





「もー、美園ちゃんピュア!可愛すぎるっ!」



姉貴が美園に抱きついた。




...この光景もだいぶ見慣れたよな。




「ぐはっ...、苦しいです...っ......」



「かーわーいーいー!」



「俺もー」




こんな時間にこんなに騒いでたら、近所迷惑だろ。



それと...、金髪彼氏が美園に抱きつこうとしている。




姉貴だから許してたけど、さすがに男はダメだ。




「...もう遅いから。こいつ送ってくる」



俺はさりげなく美園を姉貴達から離し、公園から連れ出した。




「川野くん、す、すみません......」



「ん。夜道は危ないから送ってく」



「川野くん優しい...。好きですっ!」



「...はいはい」




夜でもテンション高いな。こいつ。








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