クールな彼と恋愛中




「何で川野くんがっ......」




俺は、驚いている長島の手を握った。




口を開いたまま、握られている手と、俺を交互に見る長島。





「え、川野く「好きだ」




俺は、何か言おうとしていた長島の声に被せて、気持ちを伝えた。




告白なんかした事ないし...、結構恥ずかしいんだけど......。





「え...、何が......?」




キョトンとしながら聞いてくる長島。





...普通分かるだろ。





もう何回も言いたくねぇのに...。





「お前が好きだ」





そう言って、俺は長島を抱きしめた。




...これ以上、長島の顔見てたら、もう変になりそうだし....。






「お前って...、え、嘘......」





そう言うと、急に泣き出す長島。






え...、何でここで泣くんだよ。






< 94 / 300 >

この作品をシェア

pagetop