君の笑顔が


ガチャッ


「さみー…」


傘を渡しちゃったから雨の中、ダッシュで帰ってきた。


「風呂はいろ…」


入んないと、風邪引いちまんもんな。




彼女…どうしたかな?
あんなに濡れてて傘貸してもいみなかったか…?
まあ、あれ以上濡れないように。

風邪引かないかな…?




って…。
俺、なんで彼女の事ばっか…。

気づけばあの子の事ばっか考えてる。



…また会えるかな…?



会えたらいいな。



あの子のことが頭から離れなかった。




「ふぅ…さっさとレポートやんなきゃ」



明日は一応大学休みだが、バイトがある。


レポートやっとかないと、学校の時困るし…。



あの子のことが頭から離れなかったが、頭の片隅に追いやって、レポートに取りかかった。



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