臆病な恋心~オフィスで甘く守られて~
大事にしたい
航平が泊まった翌日は月曜日なので、出勤日である。航平は6時に起きて、タクシーで慌ただしく家に帰って行った。

麻由子はいつもの時間に家を出て、いつもの時間に電車を降りて、改札を通る。


少し前に着いた航平は改札口近くで、麻由子が来るのを待っていた。最近は佐久間を避けるために、ここで待ち合わせをしている。

だから、ここで待っていてくれる航平を麻由子は見慣れてきていた。それでも、航平の姿を見つけるたびに胸は高鳴る。それは、今日も変わらない。

航平と付き合えることになって事実があっても変わらない。


「おはよう。ん?おはようは起きた時に言ったよな?」


朝目覚めて、慌ただしく別れてから2時間しか経っていない。


「クスッ、忙しくなかったですか?」

「大丈夫。ちゃんとご飯も食べたよ」

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