恋獄 ~ 囚われの花 ~【完】



<side.律子>



30分後。

花澄の部屋に掃除に来た律子は、箒を片手に部屋の中を見回した。

机の下に何かが落ちていることに気付き、眉根を寄せる。

それを拾い上げ、確認した―――その瞬間。


「……まさか……」


律子の顔が一気に青ざめる。

律子は急いで箒を壁に立てかけ、ポケットから携帯を取り出した……。



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