貴方を愛した
デート…かな?
バイトの後 急いで本屋に向かう

『いるかな?
からかわれたのかな?』

本屋に入って

ゆっくりと歩きながら彼を探す

文庫本コーナーでみつけて

声をかけた

あたし「ホントに 待ってたんですね」

緒方「あ~ お疲れ

俺は嘘は嫌いだ」

まだ少し目が赤い

あたし「大丈夫?」

緒方「ん?」

あたし「まだ 目が赤いから…」

緒方「気にすんな

もう 忘れた

それより

何 食べたい?」

あたし「ラーメン」

ぶっとふきだす

緒方「ラーメン?」

あたし「ダメなんですか?」

緒方「いや そうじゃなくて…

俺の行きつけでいいか?

ちょうど この近くなんだ」

あたし「はい」

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