貴方を愛した
スーパーの駐車場に車を停めて

雅樹「結羽奈は

ここで留守番してろ

あたし「え~ なんで?

あたしも行きたい

雅樹「だめだ 守れないなら

病院に帰らせる」その口調は強い

あたしは しぶしぶ 「わかった」と

言った

20分ほどで帰ってきた

荷物をのせて

運転席にのりこむ

ニヤリと笑って

「ごほうび」と おでこにキスをくれる

あたし「ロアン元気?」

雅樹「お~ 元気元気

噛んだりしないし

おとなしくて可愛いぜ?

今じゃ 母親が気に入って

自分の部屋に連れてったままだ」

はははと笑う
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