キミの隣にいたい。




「ウソじゃないよ?半年経ったら、うちはこの世界から…消えるんだって…」









「…わかってるわよ。アンタは、ウソをつけない子だから」







「…お、母さん…」








「…ロボットに生まれ変わっても、またこの世に生まれてきてね」








「うん!当たり前だからー」










「お母さん、待ってるから。お母さんの子に、生まれてきてくれてありがとう」









「…こちらこそ、うちをうちで産んでくれてありがとう」













面と向かって、お母さんと話すのって久しぶりかもしれない。








いつも、喧嘩したり、





口もきかずに、自分の部屋にこもるかのどっちかだから。












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