キミの隣にいたい。
保健室


「…先生」



あれ。


誰もいない。



まぁ、いいか。



いない方が、都合がいいし。





もう、ベッドで寝転がろう。







うちが、ベッドで寝転がろうとした時だった。







「…なぁ。お前、どうしたん」




「…ひっ!」



突然横から、顔が出てきてびっくりする。




「あぁ、ごめんごめん。俺、ユキヤ。お前は?」




「……優希菜」



「ユキナか。これから、ユキな」



「え…」

ユキなんて、言われたの初めてでびっくりするし、

突然、現れたユキヤという人。

初対面なのに、どこかで会ったような人。

だけど、わからない。

それが、もどかしくて仕方がない。






< 25 / 318 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop