キミの隣にいたい。




翔先輩は、目に涙を浮かべながら怒る。







その姿は、蒼井先輩と同じに見えた。












「優希菜も、優衣菜も同じじゃないですか。たった一文字しか違わない」










「それでも、優希菜と優衣菜は別人じゃないか!生まれ変わったんだろ?」










「そうですか…?よくわかりません…あはは…」











「無理して、笑ってんじゃねーよ…」










「…っ、…仕方ないじゃないですか。顔も、全く同じで前世同じだったお母さんのもとに生まれたんですから」









「…」










「うちなんて、優希菜でも優衣菜でもどっちでもいいです…」










< 265 / 318 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop