キミの隣にいたい。




「ユキナって言うんだ。あたしのユキヤとどういう関係だったのよ」










ミクさんをみると、鋭く睨む目があった。










「偽カレカノ女」






「えっ…」







そう言ったのは、誰でもないユキヤだった。








「俺とこの女は、偽物恋人だよ」



この女……?



ユキヤにとって、うちはそんな存在だったんだ。

















「ふぅーん。遊びだけね」









「そうだよ」









「よかった。早く、あたしを連れ出してよ」










「今日は、水族館行くか?」








「うんっ」










< 94 / 318 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop