私の太陽はキミ
「うんっ…」
気のせいかな……?
顔を見上げて陽翔を見ると……
陽翔の可愛い瞳が…うるってなってた。
陽翔が…私の事で…
泣いてくれてるの……?
しばらくして、落ち着いた私を陽翔は
ベンチに優しく座らせた。
「何があった?…何でそんなに泣いてる?」
陽翔の言葉を聞き、
私はゆっくりと陽翔に会ってない日のことを
説明した。
陽翔は時々、相づちを打ってくれて、
私が泣きそうになると、肩を抱きしめ、
私の手を…陽翔の大きな手で握りしめてくれた。
陽翔の手のぬくもりは…
「大丈夫」と安心するような……
温かさだった。
そのぬくもりでまた涙が出そうになったのを
必死に抑えて…、
陽翔に…説明した。