私の太陽はキミ


「ねぇ陽翔、料理してるとこ悪いんだけど質問していい?」



陽翔は玉ねぎを切っていて、目が痛いと涙が出ていた。



「ぅ…いてぇ。あ、いいよ。何の質問?…いてっ…」


うわぁ…ホント邪魔してるじゃん私。


「ごめんなさい」


私は心の中で陽翔に謝った。



「血液型は?」



「俺かぁ?何型だと思う?」



「えぇ~わかんないよ。…じゃあ、B型!」



「ぶっぶぅー!正解は、…O型でした~」



え~陽翔O型なの!?


あ、でもそう言われてみれば…おおらかだし…。


O型なのかな…?



「じゃあ次は、身長は?」



「身長?そういや、最近測ってないな。高校の時で言うと、確か178だったかな?」






高い…。


「178㎝もあるの~!?」



「なんだよ、その言い方」



「う…ううん!なんでもない!じゃあ次は、好きな食べ物は?」



「ん~俺は…カルボナーラ!」


そっか…




前、一緒に食べた時…


好きって言ってたもんね。






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