助けて

逃亡

雪がふわふわと落ちて地面に積もってもいない。



頬や手に雪がひんやりと落ちて、雪が積もりそうだなぁっと、思いながら歩き初めた。





梨華ちゃんは、早紀の親友。


切り長の奥二重に小さな唇からリスみたいな歯が笑った時、チラッと見えて、可愛い感じで早紀より身長が低く少しぽっちゃり。




梨華ちゃんにどんな風に言ったら信じてもらえるかなぁ。




梨華ちゃんや御家族の方に信じて貰えるかなぁっと思いながら、てくてくと考えながら歩いてた。



ぶぅぶぅぶぅ

と背後から車が音をたてて来るから振り向いて、ぞくぞく鳥肌がたった。



見間違えない、半端じゃないほどの高級外車。


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