おれんじ。
おれんじ色

【聖巳】

今日から高校生か。
まあ最初の日ぐらい学校行くかな。


「おはよー!友達にならない?」
「いや…私……人間嫌いなんで…」
ほーらやっぱり変な目で見る…
その子が皆に言ったのだろうか。
クラスの皆から変な視線がくる。


そして始業式。
生徒会長だと思われる人が話してる。
「生徒会長の大宮流輝です。」
その瞬間みんながざわついた。
「え?大宮流輝?モデルの?やばー超かっこいい。ここ入ってよかったー」
ふん。モデルなんだ。
「みなさん。本当の自分を隠さず自分に素直に生きてこの学園を過ごしてください。」
なに言ってんの。こいつ。
素直になったってなにもならないよ。

みんなから黄色い声浴びてるし…
なんなの。モデルだからって生徒会長が髪の毛おれんじで言い訳?
本当世の中不平等。

始業式が終わり教室に戻ると
教室にあの大宮流輝がいた。
みんなは一斉にそいつの方に
向かっていく。

くだらな。

その大宮流輝がみんなに邪魔されながら教室を出ていこうとする。

ドンッ!

「いってー。ごめんね。大丈夫?けがない?」
「大丈夫…です…。触らないで……。」
最悪ぶつかった。
しかも大宮流輝は不機嫌そうな顔で出ていく。


そんな最悪な出会いだった。
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