桜の木の下で
アイツっていうのは、あたしの婚約者で、先輩の友達。


ありきたりだけれど、先輩の事を相談していて振られた後に告白された。


「アイツもお前の事を好きだって知ってたから。だから……」


座りこんでいたあたしの腕をひいて、それから抱きしめた。


先輩はズルイ。


「アイツは?」


「出張で……」


「じゃあ、これが最初で最後だから……」


そう言って、優しくキスを落とした。
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