1月のサンタクロースは神社へ行く
「・・・お見通しなんだよ」
ドンは静かにタクローの手を戸から離すと、軍手をしている
手に一瞥くれた。
「行け」
ドンの静かなる声に従うより他に道はなかった。
「タクローさん・・・簡単に私のこと裏切りましたね」
「そうだっかなぁ」すっとぼけた。
「やっぱ大凶じゃないですか。ドンに見つかるんですから」
「おみくじなんか当てにならねーってことだな」
タクローとトナカイはすごすごとドン*サンタのソリに乗る。
「くされ外道どもが。お前達はしばらく外出禁止だよ」
サラブレッドのように磨き抜かれたドン*サンタの立派なトナカイは、
タクローのそれとはかなり違っていた。