1月のサンタクロースは神社へ行く


「やれ」


タクローの号令とともに、トナカイがまるで競走馬のように華麗にジャンプし、賽銭箱の上に飛び乗った。


「投下!」

トナカイは口でくわえたクイックルンを器用に賽銭箱の中に落とし入れた。




「いいか!コインに用事はねぇ。札だけに集中しろ」

「無理ですよ、なんか穴の開いたコインしか見当たりません」

「俺は今朝から確認してるが、一万円をぶち込んだやつもたくさんいた」

「それを確認するために朝1から来てたんですか!」

「それ意外に神社ですることがあるか」

トナカイが一生懸命に両面テープにコインをひっつけてるのを傍らに、
タクローは馴染みの葉巻をくゆらせた。

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