イチゴの空




「ねぇ、そら?」


トランポリンみたいなベッドで、眠れないな…と思っていた時だった。


「どうしたの、満?」


「高橋は誘えたの?」


あ、忘れてた。


「まだ…誘ってないよ。」

「うそ、あんなに一緒にいたのに。」

「だってタイミングが。」



満はそこで一度黙った。

何か考えてるみたいだった。


「明日は、高橋と話すときなんてないんじゃない?」


確かに…。





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