晴れのち雨


「クリスマスは来年もあるんやし、気にせんとってな」


来年...
先生の来年のクリスマスにも、当たり前のように私がいて胸が一杯になった。





先生と手を繋いで家に入ったー


先生が台所でこちゃこちゃしている間、
さっきまで繋いでいた手を見つめる。


本当にどうしよう...
さっきから心臓が暴れている。


深呼吸をしていると、閉ざされた襖が視界に入る。



ゴクリ。

緊張してきた。



私も向き合わなければいけないと、ずっと思っていた。



「トモ、襖開けていい?」


台所に立つ先生に訊く。


先生は少し目を見開いたが

「ええよ」

と許可してくれた。
< 168 / 208 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop