私が死んだ日。【完】






「...今、カケルちゃんは生死を選べる位置にいるんだよ」

「......」

「...」

「......いこうかな」

「え?」

「...“そっち”」

「...」




カケルちゃんは、力の抜けた笑みを浮かべてこちら、つまり、“死”のほうを指差した。



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