桜が咲いたら
あの文化祭からすぐ、

放課後に個人面談があった。






教室の机を4つ合わせて作った机上にいろいろな資料を広げながら、

担任が訝しげに呟いた。






「桜、ヶ丘?」






あたしを見上げたその瞳は明らかに怪訝そうだった。






静かな教室に伝わっていく沈黙。








「受けるだけ、受けてみたいんです」






「…おさえは?」






「もちろん、公立も受けます」





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