桜が咲いたら
「目標を立てて、

それに向かって頑張れるだけで、

それだけであたしは…」





“満足なんです”






そう呟いてゆっくりとブランコを漕ぐと、さびた鉄柱がギィ、と低い音を出す。


その淋しげな音に耳を澄ましていると、なぜか目頭が熱くなった気がした。















誰もいない公園に響く、ブランコの音。



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