桜が咲いたら
「だから3ヶ月、

テニスも勉強も頑張った。


あの時期程何かに対してがむしゃらになった時はないよ。


ギリギリで受かったんだ。

もし少しでも手を抜いたり、油断してたらやばかった」






「…はい」






そっか。



そうだよね。



先輩も頑張ったんだ。


楽して合格したわけじゃないんだ。






「つらいのは今だけだぜ?」






「はい、

ありがとうございます」





頑張ります、と小さく呟いてえへへと笑うと、武蔵先輩もあたしに向き直って優しく笑った。

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