ハッピーエンドの法則

言いたい放題言って切れた通話に呆れながら、携帯を見た。
まあ、いつものことだ。
梨乃は自分勝手好き勝手に騒いでは僕にくっついてくる。

悪意なく、純粋な好意のみで。

だから拒めない。
だから引きはがせない。
昔から、梨乃だけは拒否出来なかった。


「……さっさと片付けるか」


あのテンションでは早々に家に来るだろう。
それまでに片付けてしまおうと、僕は皿洗いを再開した。

< 7 / 14 >

この作品をシェア

pagetop