かわいい王子VS鈍感な姫
★第3章 《禁断!?&ねんざ》

次の日━


俺は郁と良平と今日からの新チームの話をしながら学校に来た。


ガラッ━


「森くん!おはよ!」


ドアを開けるといきなり女子にあいさつされた。


「「お…おはよ。」」


俺も良平もびっくりした。


「森くん!井川くん!あたしたち体育館によく練習見に行ってるんだけど、昨日試合見に行ったの!」


え…!?


「かっこよかった~!」


「二人とも1年なのに試合出ててすごいよね!」


次々と女子は感想を言っていった。


ほめられるのはうれしいけど…解放されてぇ…席に着きてぇ…。


「ありがとう!…部活の時は集中できなくなるから静かにしてね!」


中学の時にも使っていたあの手を使った。


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