そしてキスからはじまった
紫音の周りには色々な子が寄ってきた。

彼の魅力では当然だが・・

彼は誰にも心を動かされることはなかった。

僕を不快にさせる女の子たちの腕を振り払わないのは単に面倒くさいだけ

彼は誰も好きにならないのか?

僕もそうだったけど

でも紫音を好きになってしまった

僕の気持ちは紫音には受け入れられないだろう

でも紫音には幸せになって欲しい・・

そう思っていた



それは僕たちが高校3年になってすぐの頃だろうか

僕はライブハウスに置いてもらっているピアノの調律に来ていた。

たまにライブハウスで弾かせてもらったり、丁寧に使ってもらえるなら使ってもらってもいいということにしていた。

愛着のある自分のもの自分でできる限りのメンテナンスもしたいと思っているからだ。

紫音は僕が弾くピアノが好きだと言って一緒に来ていた。

僕は知り合いに頼まれたモデルの仕事もあったのでその後、紫音と別れたけど

紫音は少し楽屋で寝ていくと言って残った。


その日からだろうか?紫音は変わった
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