依存症なあたし様



柚が学校へ行き、槇と2人きりになった。


しばらくお互い無言のままだった。


柚は槇の代わりでいいと言った。


その槇は帰ってきた。


じゃあもう柚はいらない?


「…っ!!」


あたし…今何てこと考えた…??


悪いのはあたしなのに、柚はそれを受け入れてくれた。


柚がいなくなるのは嫌だ。


今、そばにいてほしい人は柚だ。


だけど、槇が帰って来て、何とも言えない気持ちになった。


柚にはそばにいてほしいけど、槇も手放したくない。


あー、最低だ。


あたしは1人で悶々としていた。



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