恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】
「お前は、気にするな」
煌くんは、そう言うけど気になものは気になる。
例えわたしが関係してなくても。
その後も、結局煌くんは不機嫌の理由を教えてくれなかった。
「愛依、今日学校行くか?」
煌くんはまだ、心配なようでわたしに聞いてきた。
「行くよ!!」
心配かけないようにと、元気に答えた。
「わかった…」
と、煌くんは携帯を取り出した。
何をしてるんだろうと、思ったけど、今の煌くんには聞けなかった。
そして、わたしたちはいつも通りに学校へ向かった。