恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】
「あ、あのさ……」
そこまで言うと、口が閉じてしまった。
なんか…言いずらい……
「やっぱり……なんでもな「くねぇ」」
えっ……?
「言いたいことは言え。
いちいち我慢してたら堪えきれなくなる」
「でも……」
「でもじゃねぇ。
言え…命令だ」
そう言われると言わざる終えない。
「あのさ……」
わたしは、閉じた口を再び開いた。
「学校で……なんであんなことするの?」
言いにくくて遠回しに煌くんに伝えた。
「あんなこと?」
やっぱり……通じない…か……
はっきり言うしかないね。