恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】



女の顔を見ると………一目で目を奪われた。



遊ぼうと考えていた自分を愚かだとさえ思った程だった。




月明かりと、街灯しかなかったけれどそれでもわかるくらい、綺麗だった。





透き通るような肌と、ぷっくりとした小さな唇。





長い睫毛。





多分これを一目惚れってつうのかな………





これが愛依との出会いだった。











体を見てみると、少し怪我をしていた。

打撲のようなあともある。



よく見ると、顔色も悪い気がする。




「はあ………健一のとこに行くか」





俺は健一に電話をかけてから、女を抱き抱え、病院へと向かった。














.
< 40 / 369 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop