恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】
「でも………」
それでも、反抗するわたし。
それって、養ってもらうのと一緒……変わらない。
そんなこと……わたしが嫌。
「じゃあ、別のことでなんかしろ」
「何かって?」
「俺のためになること」
煌くんのために……なること………
「ご飯……作る……とか?」
でも………そんなことじゃダメだ。
「それでいい。
じゃあ、家のこと任せた」
「え〜〜!!!」
「なんだよ、文句あんのか?」
「いや、ないですけど………」
家においてもらうだけでありがたいのに………
文句なんか言えません。
だけど、それだけじゃ、絶対恩返し出来ない。