クールな王子は蜜の味

「そこでオレは考えた」


「・・・何をですか？」


「チワワ、お前は今日から、

オレの彼女決定」


「は？？？」


「あれが罪だと思うなら、

オレの魔除けになれ」


「魔除け・・・ですか？」


「そうだ。

オレは女を遠ざけれるし、

お前は変なあだ名からも解放されるぞ？」


解放されるかどうかは不明だが・・


「本当ですか？！」

オレの言葉に、目を輝かせるチワワ・・

じゃなくて寧々。

・・・

「たぶん・・・な」


「・・・でも」

手をいじいじ・・・

どうした？

寧々を見つめると・・・