アカイ花†Vermilion Flower

「彼は、ハマノさん・・・?」

「濱野と言います、初めまして」


彼に、握手を求められたいずるさんは、その手に触れた。


「こちらこそ、紫藤いずるです」


シーン・・・・・・


流れる、この沈黙を今すぐどうにかしたい。

だけど、どうもこうも・・・どうすればいいの!


「あらっ、いずるさん
 いずるさんじゃないの?」


席を外していた母は、久しぶりにいずるさんに会えてとっても嬉しそう。


「ご無沙汰しています
 その節は・・・」

「何、畏まった挨拶はやめてちょうだい

 あなたとは一度は、ご縁があった
 関係ですもの

 私は貴方の事をアッちゃんと同じように
 ずっと私の息子だと思ってますよ

 なんて、勝手な事を言って迷惑よね
 ごめんなさい」

「いえっ、迷惑だなんてそう言って
 頂けてとても嬉しいです」
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