嫌い嫌い! 大ッ嫌い! 変わらぬ思い
「それだけ西谷は、田代に惚れてるって事だろう?」

「西谷はハッキリと、こう言ってたもんな」

「嫌い…だとか?」

「しかも、クラスで一番ね。時々、田代からジーッと見つめられて気持ち悪いって言うし」

 ガーン!

 今の話しを耳にして、俺は気が狂いそうな気持ちになってしまった。

 この時こそ、男子を見る女子の目はクールで厳しいって言う事を強く感じた事は無い。

 と或る雑誌で現役の女子高生たちが男子について語り合う座談会が載っていたのを、俺は思い出した。

 同世代の男たちに対する容赦無い厳しい意見とか指摘表現の連発が、とても印象に残っていたのだった。

 俺は冷静になり、西谷さんとは距離を置く事を決めた。

 西谷さんへの熱い思いをずっと抱きつつも、変に刺激しないよう自分を戒めるのだった。

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