嫌い嫌い! 大ッ嫌い! 変わらぬ思い
 俺もリポーターだったら、同じように悲鳴を上げるかもしれない。

 目の前には映るのは、家中ゴミだらけの光景なのだから。

 台所、風呂場やトイレ、寝室…

 至る場所に貯まっている中身ギッシリのゴミ袋の山、山、山…

 その量はハンパじゃない。

 よくもまあ、こんなにもゴミを溜めるなんて大した女だなって逆に関心させられてしまう。

 俺も大体、部屋を散らかす方だけどね。

 でもさすがに、ココまでは酷くはない。

 女性は周囲のゴミや物を退かしながら、リポーター嬢を招き入れた。

 リポーター嬢は周囲の様子に圧倒され過ぎたのか、その場に立ち尽くすばかりだった。

 一方の女性の方は慣れているのかな?

 リポーター嬢を背に、とても落ち着いた様子でゴソゴソと何か作業をしているようだ。

 
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