嫌い嫌い! 大ッ嫌い! 変わらぬ思い

その理由は…

 俺は長居は無用だと思い、富沢さんや志田さんと共に帰宅の途に着いた。

 途中で俺は小休止の為、クルマを公園の駐車場に停めた。

 シートを少し後ろへ下げて、俺は大きく深呼吸した。

 西谷さんとの交際のチャンスは完全に無くなり思いも薄らいだからか、頭の中が空っぽの状態になったようだ。

 心に隙間が出来たような気もするし。

 今は何も考えたくはないって気持ちになっている。

「ねー、あれで良かったの?」

 助手席に座っていた志田さんが話しかけて来た。

「あれでって?」と返事をした俺。

 チラッと志田さんの方を向いてみる。

 志田さんはジッと前の方を目を向けたまま、遠くを見ている。

「田代君ったらせっかくのチャンスだったのに、自分から断ってしまって。あれで良かったの?」


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