嫌い嫌い! 大ッ嫌い! 変わらぬ思い
 そして今、私はこの男に対して熱い感情を抱いている。

 西谷敦子に向けているラブハートを、私の方へ向けさせたいと思っているのだ。

 久しぶり田代君と会い、ドライブも兼ねたデート。

 そしてホテルで共に夜を過ごし肉体関係までこぎつけたのはその為である。

 でもね…。

 田代君の思いは敦子の方に向いたままである。



 ねえ、お願い田代君…

 


 私のハートを受け止めてくれない?


 
 彼と語り合いながら私は心の奥底で、そう叫んでいたものだった。

「アンタは既婚者だろう? しかも子供がいる。なのにどうして?」

 きっと、こんな疑問が出るかもしれない。

 本当の事を言っちゃうと、私は結婚なんてしていない。

 しかも、彼氏さえも作ってはいない孤独な身なのだ。

 
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