月夜に浮かぶ白雪桜
 お八重と話していると、
 野次馬と化してた男や、女に話しかけられた

男「兄ちゃん、すごいな!
 あの野郎に、あんな事出来て。
 俺ら、今まですごい迷惑してたんだ。ありがとな!」

男は神羅を男だと思っているらしい。

まぁ、神羅は気にしていないが。

神羅は、ここに来てから気になっていた事を聞いた。

神『いや、これくらい何でもない。
ところで、今何年でここはどこだ?』

すると、男は、

男「なに、言ってるんだい、兄ちゃん?
 今は文久三年だろ。それと、ここは、壬生村だ。」

神『あぁ、ありがとうな。
 では、私はここで、失礼するぞ。(にこっ』

神羅は、そういい、最後に艶やかな笑みを残し、
 その場所を去って行った。
‥‥神羅の笑みに惚れなかった人は、いなかった。
< 9 / 99 >

この作品をシェア

pagetop